ジムで下半身を鍛えるなら、スクワット系の種目でお尻と太もも全体を、ルーマニアンデッドリフトで太ももの裏とお尻を、ランジやヒップリフトで仕上げる、という組み合わせが取り組みやすい方法です。回数は10〜20回を2〜4セット、頻度は週2〜3回が目安です。
この記事では、ジムで下半身をすっきりさせたい女性に向けて、下半身の主な筋肉、ダンベルと自重の5種目のやり方(動画あり)、回数・頻度の目安、ジムのマシンを使う場合、よくある質問をまとめました。
下半身の主な筋肉
| 筋肉 | 場所 | 主な働き | この記事の種目 |
|---|---|---|---|
| 大殿筋 | お尻 | 脚を後ろに振る、股関節を伸ばす | スクワット、ランジ、フロッグブリッジ |
| 中殿筋 | お尻の横 | 脚を横に開く、骨盤を支える | レッグアブダクション |
| 大腿四頭筋 | 太ももの前 | 膝を伸ばす | スクワット、ランジ |
| ハムストリングス | 太ももの裏 | 膝を曲げる、股関節を伸ばす | ルーマニアンデッドリフト、フロッグブリッジ |
下半身には体の中でも大きな筋肉が集まっています。前・裏・お尻・お尻の横をそれぞれ使う種目を組み合わせると、下半身全体をバランスよく鍛えられます。
下半身を鍛えるメリット
- 立つ、歩く、階段を上るといった日常の動作で使う筋肉を鍛えられます。
- お尻や太ももは大きな筋肉のため、1回のトレーニングで体の広い範囲を動かせます。
- 筋トレのあとに有酸素運動を組み合わせると、ジムでの1回の運動量を確保しやすくなります。
なお、特定の部位の脂肪だけを狙って落とすのは難しいとされています。脚をすっきり見せたい場合は、下半身の筋トレに加えて、有酸素運動や食事の見直しを組み合わせることが大切です。
回数・セット数・頻度の目安
各種目10〜20回を2〜4セット、セット間の休憩は1分程度が目安です。ダンベルは、正しいフォームのまま決めた回数をこなせて、最後の数回が少しきついと感じる重さを選びます。
頻度は週2〜3回が目安です。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、成人の筋力トレーニングは休息日をはさんで週2〜3日行うことが勧められています(出典1)。
メニュー全体の流れ(約60〜80分)
- 準備運動(ストレッチ):約5〜10分
- 準備運動(有酸素運動):約5〜10分
- 下半身の5種目:約25〜30分
- 有酸素運動:約20〜30分
- クールダウン(ストレッチ):約5〜10分
準備運動:ストレッチ
お尻や太ももをたくさん使うため、フォームローラーやストレッチポールを使って下半身をほぐしておくのもおすすめです。次の動画を参考にしてください。
続けてウォーキングやバイクを軽いペースで行い、体を温めておきます。
下半身を鍛える5種目(約25〜30分)
| 種目 | 主に狙う部位 | 器具 | 回数×セット | 休憩 |
|---|---|---|---|---|
| ①ゴブレットスクワット | お尻、太ももの前 | ダンベル | 10回×4セット | 1分 |
| ②ルーマニアンデッドリフト | 太ももの裏、お尻 | ダンベル | 10回×3〜4セット | 1分 |
| ③フロントランジ | お尻、太もも | ダンベル | 20回×2〜4セット | 1分 |
| ④フロッグブリッジ | お尻、太ももの裏 | マット(自重) | 10回×2〜3セット | 1分 |
| ⑤レッグアブダクション | お尻の横 | マット(自重) | 30秒×4セット | 30秒 |
①コブレットスクワット
胸の前でダンベルを持って行うスクワットです。ダンベルを体の前で持つことで上体を起こした姿勢を保ちやすく、腰を反らしにくくなります。
- 足を肩幅に開き、ダンベルを両手で胸の前に持ちます。
- 背筋を伸ばし、お尻を後ろに引くようにしゃがみます。
- 膝とつま先は同じ方向に向け、膝が内側に入らないようにします。
- しゃがむ深さは、背中が丸まらない範囲で調整します。
②ルーマニアンデッドリフト
膝を軽く曲げたまま上体を前に倒し、ダンベルを太ももに沿って下ろす種目です。太ももの裏(ハムストリングス)とお尻を使います。
- ダンベルを体の前に持ち、膝を軽く曲げます。
- 背中をまっすぐに保ったまま、お尻を後ろに引いて上体を倒します。
- 太ももの裏が伸びる感覚があるところで止め、お尻に力を入れて起き上がります。
- 腰に痛みや不安がある場合は行わないでください。
③フロントランジ
ダンベルを持ったまま、脚を交互に前へ踏み出す種目です。体がぐらつかないよう、体幹も使います。
- 背筋を伸ばし、片脚を前に踏み出して腰を落とします。
- 後ろの膝が床につく手前まで下ろし、前脚で床を押して元に戻ります。
- ふらつく場合は、ダンベルを持たずに行いましょう。
④フロッグブリッジ
あお向けで足の裏を合わせ、お尻を持ち上げる種目です。お尻と太ももの裏に力が入っているかを確かめながら、ゆっくり行います。
- あお向けに寝て膝を開き、足の裏を合わせます。
- 足の裏を軽く押し合いながら、お尻を持ち上げます。
- 持ち上げたところで、お尻と太ももの裏に力を入れます。
⑤レッグアブダクション
横向きに寝て、上の脚を持ち上げる種目です。お尻の横の筋肉を使います。
- 横向きに寝て、体を一直線にします。
- 反動をつけず、上の脚をゆっくり持ち上げて下ろします。
- 腰が反らないように注意します。
ジムのマシンで下半身を鍛える場合
ダンベルに慣れていない方や、重さを細かく調整したい方は、次のようなマシンも使えます。
| マシン | どんなマシンか | 主に使う筋肉 |
|---|---|---|
| レッグプレス | 座った姿勢で、足でプレートを押し出す | お尻、太ももの前・裏 |
| アブダクター | 座った姿勢で、閉じた脚を外側へ開く | お尻の横 |
| レッグカール | うつ伏せや座った姿勢で、膝を曲げる | 太ももの裏 |
| レッグエクステンション | 座った姿勢で、膝を伸ばす | 太ももの前 |
GYYMの予約データで見る、マシンジムが使われる曜日と時間帯
GYYMには、マシンジムを1回から利用できる施設が800以上掲載されています。GYYMの予約データを見ると、マシンジムの予約はおよそ4割が土日に入っており、平日は17時以降に始まる予約が平日分の4割ほどを占めています。
ダンベルエリアやマシンを続けて使いたい日は、予約が集中しやすい平日の夕方以降や土日を外すと、順番待ちを減らせる場合があります。混雑の状況は施設によって異なるため、目安としてお使いください。
集計:GYYMの掲載施設と予約データ(2025年10月〜2026年9月の利用分、キャンセルを除く)。数値は概数です。
筋トレ後の有酸素運動とクールダウン
筋トレのあとに、ウォーキングやバイクなどの有酸素運動を、会話はできるが少しきついと感じる程度の強度で20〜30分ほど行いましょう。慣れるまでは、休憩を挟む、時間を短くするなど、無理のないペースで続けてください。最後は、お尻や太ももを中心にストレッチを行います。
下半身のトレーニングの注意点
- 膝や腰に痛みや違和感が出た場合は、すぐに中止してください。
- 膝が内側に入る、背中が丸まるといった動きは、膝や腰への負担につながりやすいため注意しましょう。
- 息を止めて力まず、呼吸を続けながら行ってください(出典1)。
- 持病やけががある方、妊娠中・産後の方は、事前に医師に相談してから行ってください。
下半身の筋トレに関するよくある質問
下半身の筋トレで一番効く種目はどれですか?
1つの種目で下半身全体を鍛えるのは難しいため、スクワット(お尻と太ももの前)、ルーマニアンデッドリフト(太ももの裏)、アブダクション(お尻の横)のように、狙う部位の違う種目を組み合わせるのが基本です。
下半身の筋トレで脚が太くなりませんか?
この記事で紹介しているのは、正しいフォームで扱える重さで10〜20回をくり返す内容です。体型の変化には個人差があるため、写真などで様子を見ながら、重さや回数を調整してください。
脚痩せには、筋トレと有酸素運動のどちらがよいですか?
どちらか一方ではなく、組み合わせるのがおすすめです。筋トレで筋肉を使い、有酸素運動で全身の運動量を確保し、あわせて食事も見直すことで、無理なく続けやすくなります。
まとめ
ジムでの下半身のトレーニングは、お尻・太ももの前・太ももの裏・お尻の横をそれぞれ狙う種目を組み合わせるのが基本です。軽いダンベルや自重でフォームを確かめながら、週2〜3回のペースで続けましょう。
ほかの部位と組み合わせた1週間のメニュー例は、次の記事で紹介しています。

動画提供:ティップネスチャンネル
出典
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」参考情報:筋力トレーニングについて(2026年10月23日確認)
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